マネーの虎、カウンセリングレストラン開業編。考察

尾島です。

マネーの虎に学ぶビジネス学講座。

今日はこちらの

「カウンセリングレストラン開業編」

を考察してみます。



マネーの虎、カウンセリングレストラン開業編。考察


プレゼンターは25歳、帰国子女男性で、

やりたい事業はアメリカ、ロサンゼルスにおける、

留学生向けの「カウンセリングレストランの開業」でした。


希望した金額は800万円で、

正直言って、この回のマネーの虎は「純粋な意味」で、

非常に「面白い」放送回だったと思います。


尚、基本的にマネーの虎という番組の「面白さ」は、

ビジネス的に学べるものがあるなどの意味合いで、

そういう意味での「面白さ」を感じた放送回こそ、

私は「面白い」と感じる番組であったと思っています。


ですが、この「カウンセリングレストラン開業編」については、

それとは違う本当に「純粋な意味での面白さ」がありました。


それこそ、いつ動画を見ても、笑いを堪えきれない程です(笑)


YouTubeに投稿されている数ある動画の中でも、

私的には10指に入る面白さの動画じゃないかと思います。


「ここまで自分勝手に物事を解釈する人もいるんだな。」


と思う反面、過去に接してきた色々な人を思い返すと、


「そういえば、これに近いレベルの人、いたかも・・・!」


と思ってしまうところもあり、

本当にじわじわと笑いがこみあげてしまうわけです。


ただ、この「カウンセリングレストラン開業編」のポイントは、

言わば「志願者のプレゼンテーションの下手さ」に尽きるのですが、

この志願者は、単純に「プレゼンテーションが下手」という以上に、


「自分の言葉が聞き手側にどう捉えられるか」

「それによって、自分がどう見られ、判断されてしまうか」



などが根本的に見えていない、ここ最近の言葉で言えば、

コミュニケーション障害に近いレベルだと思います。


まあ、一般的に言われるコミュ障とは少し違いますが、

これも1つのそれだと思いますね。


そして、このような、


「自分の言葉が聞き手側にどう捉えられるか」

「それによって、自分がどう見られ、判断されてしまうか」



などを客観的に捉えられないような人は、総じて、

この手のプレゼンテーションが独りよがりになってしまうだけでなく、

まず、ビジネスの場で物事を上手く運ぶ事は出来ないと思います。


ただ、このような人は悲しい事に、

自分自身では、自分がそういう傾向にある事に気付いていません。


故に、何故、自分が人を上手く説得出来ないのか。


何故、ビジネスが上手くいかないのか。


その原因に自分自身で「気付けない」傾向にあるわけです。


ですが、実際にこのような傾向にある人は、

意外にも決して少なくはありません。


この動画の志願者を見て「何だコイツ」と思ったような人も、

実際にこの志願者のようなレベルのコミュニケーションを

他人と取っている可能性があるという事です。


そういう意味でも、このマネーの虎の放送回の動画は、

そういう人が自分を「客観視」出来る、いい教科書なのかもしれません。


そして、これは「文章」においても全く同じ事が言えます。


むしろ、ブログやメルマガなどの「文章」においては、


「自分の言葉が読み手側にどう捉えられるか」

「それによって、自分がどう見られ、判断されてしまうか」



が、より見えていないような文章を書いてしまう人が非常に多く、

これはコピーライティングにも通じる観点だと思います。


そういう意味でも、この動画は「笑える動画」ではありますが、

決して他人事のように笑うべきではない動画でもあると思いますので、

そういう観点で、少し深い考察をしてみたいと思います。


志願者のコミュニケーション力の低さが露呈された冒頭の一言


まず、この放送回の志願者はプレゼンテーションの出だし部分から、

そのプレゼンテーション力、コミュニケーション力の低さを露呈します。


『アメリカに8万人の日本人留学生がいて
 そのうち3万人がカリフォルニア州にいます。

 その子達がどのような状況下にいるか
 そして、その子達の行く末を皆さんはご存知ですか?』



文章にすると、そこまでおかしな一言ではありませんが、

物事を提案する立場の人間がこのような「問いかけ」を発して、

聞き手の答えを待つような間を空けるのは明らかに「おかしい」です。


質問そのものがあまりにも漠然としていますし、

このような「留学生の行く末(未来)は?」という問いに

明確な「答え」など、あるはずがないからです。


このような到底、その「答え」が無いような漠然とした質問をして、

聞き手の「答え」を待つような姿勢が既に「おかしい」わけですね。


聞かれている方は当然ながら


「いや、知らんし、そんな事。」


と思うのが当然であり、その反応が目に見えている質問でしかありません。


こういう質問をいきなりぶつけてしまう時点で、その人は


「自分の言葉が聞き手側にどう捉えられるか」


が根本的に見えていない事を一気に露呈してしまうわけです。


「いや、知らんし、そんな事。」


という反応になってしまう事が目に見えている質問を

あえてぶつけてしまっているわけですから。


ただ、これは少し自分にも置き換えてみた方がいいと思います。


あなた自身もこういう質問を他人にしていないかどうか。


こういう事をブログやメルマガで読者に問いかけていないかどうか。


意外に「やってしまっている人」は多いんじゃないかと思います。

(実際、そういうブログやメルマガをよく目にしますので。)


要するに、相手の「無関心な反応」が目に見えているような質問、

問いかけは無意味なものでしかないという事です。


細かい話に聞こえるかもしれませんが、

人と人とのコミュニケーションはこういう事の積み重ねで

自分の印象、相手の印象が決まってくるものです。


とくに初対面の人を相手にする事が多いビジネスの場においては、

非常に重要な事でもありますので、

意識的にでも気を付けるようにした方がいいと思います。


更に露呈されていくコミュニケーション力の低さ。


その後も、この志願者はどんどん、そのプレゼンテーション力、

コミュニケーション力の低さを露呈していきます。


その1つが、


『アメリカには成功のきっかけ、
 アメリカンドリームのきっかけがゴロゴロしている』



という志願者の主張に対して、


「じゃあ、あなたは何故、そのチャンスを掴まないの?」


と突っ込んだ当時の生活創庫、堀之内九一郎社長に対して、


『僕は既に掴みました』


とドヤ顔の志願者がそのまま続けた言葉は、


『アメリカに行って人間関係の大切さを学びました
 それが僕のアメリカンドリームです。』



まず私的には1つ目の爆笑ポイントなのですが、


「それは自分的に自分の心の中が変わったって事でしょ?
 それが君の言う成功であり、アメリカンドリームなの?」



と、株式会社モノリス、岩井良明社長のツッコミに対し、


『え?それを成功と呼びませんか?』


と食い気味な即答・・・(苦笑)


ここでも、


「自分の言葉が読み手側にどう捉えられるか」


が全く見えていないと思いますし、

少なくとも多くの人が「成功」「アメリカンドリーム」と聞いて、

そこにイメージするものは、この志願者の言うような


「人間関係の大切さを知る(悟る?)」


というようなものではない事は明らかだと思います。


そこをこの志願者はもはや、

多くの人がその言葉をどう捉えるかを完全に無視して

もはや自分の世界だけの独りよがりな主張を、

あたかも誰もが理解出来ると思い込んで展開しています。


まさに、典型的な


「自分の言葉が読み手側にどう捉えられるか」


が見えない独りよがりなプレゼンになってしまっているわけです。


そして、そこに全く気付けていません。


ですが、実際にこの動画を見れば、

そこは誰もが気付くところではあるものの、

やはり、このレベルの独りよがりな主張をしているブログや

メールマガジンなどは、ハッキリ言って決して少なくありません。


むしろ「多いくらい」だと思います。


実際、ブログ、メルマガで全く反応が取れていないような人は、

一度、そういう目で自分のブログやメルマガを読み返してみてください。


このマネーの虎の志願者のような

独りよがりな主張を展開している可能性は大いにあると思います。


更に続く「コミュケーション障害」の露呈ポイント


そして極め付けの爆笑露呈ポイントは、


「言葉がマニュアル的に聞こえてくるので、
 もっと自分の言葉で喋った方がいい」



と促した当時の株式会社ラヴ、貞廣一鑑社長の一言に対して、


『じゃあ、普段の自分の言葉で喋ります』


と言い放ち、数秒の沈黙を出てきた言葉は、


『オレがアメリカ行った時にィ・・・』(若干巻き舌・・・)


これには岩井良明社長も完全にあきれ顔でした。

(たぶん他の社長もだと思いますが)


言葉のやりとり的に、貞廣一鑑社長が言った事は、


「自分の気持ちや考えを
 もっと自分らしい言葉で素直に話してみなさい」



という事だったのは傍から見ても明らかですが、

この言葉を「好きな言葉で自由に話せ」と身勝手に解釈し、

いきなりの「タメ口の俺口調」になるというありえない対応。


まさに笑いをこらえきれない爆笑シーンですが、

本当にこういう物事の捉え方、解釈をして、

こういう事をやってしまう人も「いる」というのが現実です。


そして、岩井良明社長が1言。


「君を人をカウンセリングするような心も言葉も持っていない」


まさに、この志願者の「真」を突いた言葉だと思います。


その「心」も「言葉」も持っていない。


当然、そんな志願者にカウンセラーの資格などあるはずがありませんし、

出来るはずもありませんし、やってはいけないと思います。


まずはそれが出来るだけの「心」と「言葉」を学び、

身に付けなければ始まらないという事です。


そして、これは、ブログやメールマガジンなどで、

この市場でネットビジネスを展開しているような人には、

その誰しもに共通して言える事だと思います。


ブログやメルマガなどのメディアを掲げてビジネスを展開する以上、

そこには相応の「心」と「言葉」を兼ね備えている必要があり、


・自分がどういう「心(気持ち)」でこのビジネスを展開しているか

・そこで用いている「言葉」は適切なものになっているか



一度、この辺りを見直してみる事も必要なのではないかと思います。


しっかりと心を据えて取り組めるようなビジネスを展開するべきであり、

相応の言葉を用いる事が出来る技術を学んでいく必要があるという事です。


例えば、コピーライティングという文章のスキルなどですね。


情熱(心)だけではビジネスは上手くいきません。


また、言葉のスキルだけでも長続きはしないと思います。


最後は岩井良明社長の言葉から、少し脱線した話になりましたが、

このマネーの虎「カウンセリングレストラン開業編」は、

ここで考察したようなポイントも客観視しながら視聴してみてください。


それでもきっと、笑いを堪えられないと思いますが(笑)


今回の「マネーの虎に学ぶビジネス学講座」は、


「カウンセリングレストラン開業編」


の考察でした。


他の放送回における考察も行っていますので、興味があればどうぞ。

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2016年5月4日 | コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリー:マネーの虎ビジネス学

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